2022年度前期教養教育科目「若者と社会」アンケート自由記述

2022年度前期の教養教育科目「若者と社会」において、例年どおり講義期間終了後にアンケートへの回答をお願いしました。約70人の履修者(ほとんどが学部1年生)のうち19人から回答を頂きました。この回答内容を来年度のシラバスへ反映する予定です。昨年2021…

実務家教員に関するアンケート調査

科学研究費助成事業基盤研究(C)「大学教育を担う「実務家教員」に関する基礎的研究」(研究代表者:二宮祐)による研究にプロジェクトの一つとして、2022年2月~2022年5月に「大学における実務教育に関する全国調査」というアンケート調査を実施しました。…

さまざまなタイプのレポート課題

著者の皆さまからお送り頂きました。ありがとうございます。思考を鍛えるライティング教育:書く・読む・対話する・探究する力を育む作者:井下 千以子慶應義塾大学出版会Amazon 私が特に関心をもったのは、以前から様々な機会でお世話になっている成瀬先生が…

不登校についての知識のブラッシュアップ

大学院の後輩である樋口先生からお送り頂きました。ありがとうございます。 先生にお会いしたのは私が博士後期課程の頃でした。会社を辞めて修士課程に進学したものの、周囲から研究したいことが理解されずに落胆したまま修士を修了し、再度日中は別の会社で…

群大ビブリオバトル2022年6月

sakuranomori.hatenablog.com 群馬大学教養教育科目「若者と社会」では知的書評合戦ビブリオバトルをオンラインで(Zoom)で実施しています。仲の良い友だちというわけではない、見知らぬ同年代と一緒にネット上でグループ作業を行う練習をするという目的も…

『現場の大学論―大学改革を超えて未来を拓くために』2022年7月刊行

ナカニシヤ出版から『現場の大学論―大学改革を超えて未来を拓くために』が刊行されます。 honto.jp 千葉大学の崎山直樹先生(西洋近現代史)、福井県立大学の渡邉浩一先生(哲学)、そして、二宮祐(高等教育論)が共編者です。崎山先生とは2011年の文部科学…

建築空間に対する社会学による分析

創造性をデザインする: 建築空間の社会学作者:牧野 智和勁草書房Amazon著者からお送り頂きました。ありがとうございます。 本書の課題は次のように提起されている。 本書では、2で整理した先行研究の着眼点と示唆をもっとも包括的に汲み取ることができる理…

授業ってつまらないよね

学校はなぜ退屈でなぜ大切なのか (ちくまプリマー新書)作者:広田 照幸筑摩書房Amazon 著者からお送り頂きました。感謝いたします。 タイトルは刺激的です。そもそも学校とは何であるのか、そして、何ではないのかについて考えてみたい場合の入門書となってい…

前垂れとグルントリッヒ

実務と教養をつなぐ:秘書教育プログラムの成立と変容作者:江藤 智佐子学文社Amazon 著者よりお送り頂きました。ありがとうございます。 博士論文を加筆・修正したものであり、とても多くの論点が含まれている貴重な研究である。考察の主な対象は副題に示され…

日本郵便「Webレター」利用の記録

調査への協力を依頼する際に郵便を利用することがある。大学院でトレーニングを受けていた頃から近年まで、(1)封筒と切手を購入する、(2)差出研究グループの責任者氏名などや連絡先が書かれたゴム印を作成する、(3)送付物を自前のコピー機で用意したり印刷会…

教員公募への応募履歴

半年ほど以前、実務家の方が大学の教員公募へ応募しているものの結果を出せないで困っているという記事を見かけた。実務家に限らず、求職中の研究者にとって公募に関する情報は気になるところであろう。なにかの参考になるかもしれないので、私がこれまでに…

科研費採択動向2021年(小区分:高等教育学関連)

久しぶりに「高等教育学関連」の科研費採択動向を考えるためのデータを整理してみる。今回は2021年に採択された研究を対象として独断で大まかな区分をしてみる(区分が不適切であれば関係の方からご連絡ください。修正いたします)なお、テクノロジーを研究…

大学院での「学び直し」経験において共通しているもの

学び直しの現象学―大学院修了者への聞き取りを通して作者:岩崎 久志晃洋書房Amazon 本書は、大学院でリカレント教育を経験した社会人を15名を対象とした聞き取り調査のうち、6名の語りを選択して分析したものである。「現象学的な視点から、質的社会調査の生…

国立大学 法人運営費交付金「成果を中心とする実績状況に基づく配分」

www.mext.go.jp 国立大学法人では、令和元年度(2019年度)から運営費交付金の一部が「成果を中心とする実績状況に基づく配分」とされることになった。これは「各国立大学等が自ら選択した枠組みに応じた重点支援評価に基づく配分」とは異なって、成果に関す…

群馬大学学びのリテラシー(2)「若者について考察する」後輩のためのアンケート

sakuranomori.hatenablog.com sakuranomori.hatenablog.com 主に学部1年生を対象とするゼミナール形式の講義(一般的には「初年次ゼミ」のような名称によって各大学で開講されている授業)でのアンケートの結果の一部を紹介します。履修者40人中、24人から回…

総合選抜制度の思い出

ふと思い出してずっと気掛かりだったことを書いてみる。私が中高生のときに住んでいた兵庫県では一部の地域における高校学区が「総合選抜」制度を導入していた。「総合選抜」の細かいルールは自治体によって異なるものの、一つの高校単位ではなく学区全体で…

群馬大学学びのリテラシー(2)「若者について考察する」続編

sakuranomori.hatenablog.com この記事の続きである。 第10回からは時代を生きる若者たち作者:片桐 新自関西大学出版部Amazonを読んでいる。履修者数は内規上限の40名であり、10のグループに分かれて講読を進める。すなわち1グループは4名であり、その中に事…

促進する・容易にする

ファシリテーションとは何か―コミュニケーション幻想を超えて作者:中野 民夫,中原 淳,中村 和彦,田村 哲樹,小針 誠,元濱 奈穂子ナカニシヤ出版Amazonファシリテーションとは何か コミュニケーション幻想を超えての通販/中野 民夫/中原 淳 - 紙の本:honto本…

座数とはなにか?

これは私の学部2年生終了時点での成績表です。人文・自然・社会が概ね良好で、語学と専門科目(現代では「学部基礎科目」のような名称のカテゴリーにある科目でしょうか)が酷いというのは、私個人の学習到達度を表しているというよりは、当時の成績の「つけ…

群馬大学学びのリテラシー(2)「若者について考察する」

本年度、私が担当している「若者について考察する」(「学びのリテラシー(2)」)は1年生向けの初年次教育に相当する科目である。全学的に開講される「学びのリテラシー(2)」では毎年10月から2月(全15回+試験週間)にかけて、次に示す学習を行うことになっ…

高等教育論セミナー2021秋「戦後日本の高等教育政策②1971~1991」

高等教育論セミナー2021秋「戦後日本の高等教育政策②1971~1991」 大学・短期大学にお勤めの事務職員/教員、高等教育論に関心を持つ大学院生を対象としたセミナーを開催いたします。仕事として高等教育に関わることになった/これからそうなるものの、これ…

群馬大学卒業生の皆さまへご案内

群馬大学では、卒業生の皆さま百数十名を対象としたインタビューを実施しています。お勤め先、または、大学から連絡を差し上げる場合がございます。皆さまのご意見をもとにして、大学教育の改善を行うことを目的としています。インタビューはご都合に応じて…

「自ら機会を創り出し、機会によって自らを変えよ」

就職と体育会系神話 大学・スポーツ・企業の社会学作者:束原 文郎青弓社Amazon 私(二宮)じしんが大学生の頃も体育会系は就職に有利であると言われていた。しかし、私の周囲にはだからといって、就職のために体育会系の部活動に入る学生はいなかったような…

2021年度前期教養教育科目「若者と社会」アンケート自由記述

2021年度前期の教養教育科目「若者と社会」において、本年度もまた講義期間終了後にアンケートへの回答をお願いしました。約100人の履修者(ほとんどが学部1年生)のうち27人にご回答頂きました。ありがとうございます。皆さんの後輩はこのアンケート結果を…

学内におけるFD/SDの一例

毎年、学内の各学部・学科などを訪問してFD/SDを実施している。本年度は4月から6月にかけて教育評価の内容・方法、とりわけルーブリックの紹介を行った。その概要は次のとおりである。 1.教育評価とは 1.1.初等中等教育における歴史的経緯 1.2.四…

大学改革における「小道具」

大学改革の「小道具」と呼ばれるものがある。この言葉は「大道具」と対比の意味で使われたり、溜飲を下げるために揶揄の意味を込めて持ち出されたりすることがある。たとえば、次のようなものである。 「教育改革には大道具と小道具がある。答申でいえば、小…

群大ビブリオバトル2021蝉羽月

sakuranomori.hatenablog.com 教養教育科目「若者と社会」で例年どおりビブリオバトルを行いました。大学図書館の利用制限があるため、若者に関連する書籍であればコミックやライトノベルなどでも結構であるとしました(ここでのコミックとは「まんが」を意…

「大学教育センター」のその後

2008 年に大学設置基準が改定されて、FD(Faculty Development)が義務化された。その前後、各大学は「大学教育センター」(通称、ダイキョーセンター)やその類似名称のセンターという組織を設置して、専任教員を配置することになった。当時の国立大学にお…

就職活動の交通費節約

群馬大学の学生、院生が就職活動で東京を訪れるときの問題の一つが交通費である。COVID‑19の影響でその機会は減少したとはいえ、毎回の出費は大変である。 前橋駅~新宿駅(JR高崎線)片道 ¥1,980 約2時間30分 前橋駅南口~バスタ新宿(日本中央バス)片道 …

提出課題(PDFファイル)用のスタンプ作成の方法案

Wordファイルで提出されてPDFで返却する課題に対して押印するスタンプの一部を自作している。絵心はなく予算もないので、無料、非商用利用可、編集加工可のフリー素材を利用している。 1.フリー素材をそのまま利用する www.irasutoya.com たとえば、「いら…