書籍
2026年2月に刊行した 『大学における新しい専門職という仕事: 何を思い、何に悩み、どのように働いているのか』 では、さまざまな職種を紹介した。そのうちの一つがUniversity Education Administrator(UEA)であった。本書には収録していないものの、2章で…
著者よりお送り頂きました。ありがとうございます。古代ローマ弁論術入門 (星海社 e-SHINSHO)作者:渡邉浩一講談社Amazon 大学における初年次教育においてプレゼンテーションの技法を扱うことがある。アカデミックの立場においては、プレゼンテーションは論文…
教育社会学研究最新号の山口論文を読んだ。とても勉強になった。教育社会学における選抜研究を一歩前に進めた重要な論考である。このような優れた論文を書けるようになりたい。教育社会学研究第118集東洋館出版社Amazon山口ゆり乃、2026、「新卒採用における…
大学の入学試験における女子枠については様々な考え方がある。それ自体が学問の対象とされることもあったり、マスメディアの報道やSNSでの話題としても取り上げられたりする。ここでは、学問領域の一つである法哲学においてはどのように考えられるのかを勉強…
著者よりお送り頂いた。感謝申し上げる。世界の大学に何が起きているのか: 大学ファウンディングの政治化作者:両角亜希子,白川 優治,齋藤 芳子東信堂Amazon 第Ⅰ部「研究費ファンディングの国際比較」では、研究開発に必要となる資金の配分・獲得のメカニズム…
ミネルバ大学を解剖する作者:田中孝平,石田智敬,澁川幸加,大野真理子,佐藤有理,岡田航平,斎藤有吾東信堂Amazon ミネルバ大学を紹介する書籍だと思い込んでいた。しかし、実際には確かにミネルバ大学のカリキュラム、学習の評価法、授業方法、準正課・課外活…
著者より書籍をお送りいただきました。ありがとうございます。本書は博士論文「教育支援センター(適応指導教室)の排除/包摂の構造とプロセス―不登校をめぐる教育行政サービスの限界と可能性」を加筆修正したものということです。以前著者からご恵投頂いた…
www.nakanishiya.co.jp 『大学における新しい専門職という仕事―何を思い、何に悩み、どのように働いているのか―』という書籍が出版されることになりました。科研費(科学研究費助成事業)によるプロジェクト「大学における新しい専門職に関する研究」の成果…
「文学部での学習は何の役にも立たないし、立つべきでもない」という研究者による主張を見かけることがある。この命題に関しては、有用性の定義や射程をめぐる見解の相違や、職業的な価値とは相対的に独立した個人にとっての価値、人類普遍の民主的な社会に…
教育公務員特例法の制定過程と日教組の運動作者:高木加奈絵風間書房Amazon 著者からお送り頂きました。ありがとうございます。本書は東京大学大学院教育学研究科の博士論文を加筆修正したものです。 学校教職員の「労働組合」である日本教職員組合(日教組)…
自立をめぐる困難と希望: 若者たちの生の軌跡から作者:木戸口 正宏高文研Amazon 本書は第1部「子ども・若者の社会的自立をめぐる状況」、第2部「コロナ渦を生きる子どもたち」、第3部「子ども・若者の社会的自立を支える」から構成されている。これまで私が…
新卒採用と不平等の社会学:組織の計量分析が映すそのメカニズム (MINERVA社会学叢書)作者:吉田 航ミネルヴァ書房Amazon 本書の目的は「新卒採用の場面で、いかなる不平等がどのように生じているのかを明らかにする(新卒採用→不平等)」こと、「社会におけ…
選抜検査史: まだ見ぬ組織行動へ作者:鈴木 智之中央経済グループパブリッシングAmazon 私(二宮)が研究してきたリクルート社によるSPI(Synthetic Personality Inventory)シリーズや現代の大学生を対象としたコンピテンシーテストとはまったく異なる、英語…
就「社」社会で就「職」する若者たち: 専門学校生の初期キャリア学文社Amazon 教育の職業的意義の研究として模範になる書籍である。保育・介護福祉、美理容、自動車整備の専門学校で学ぶ学生とその卒業生を対象として、インタビュー調査とアンケート調査を行…
編者からお送りいただきました。ありがとうございます。専門書を読む:教員と学生でつくる10講座ミネルヴァ書房Amazon 大学教育を対象とする研究としてよく見かける方法は、ある特定の授業1回分、15回分、複数の講義から構成される「コース」の受講後にアン…
著者よりお送り頂きました。ありがとうございます。大学におけるキャリア教育の社会学作者:菊池美由紀大学教育出版Amazon 高等教育機関におけるキャリア教育を対象とした研究はその内容や方法の効果に関するものが一般的である。たとえば、授業内で若者のキ…
2025年2月、日本経済団体連合会(日本経団連)が「2040年を見据えた教育改革~個の主体性を活かし持続可能な未来を築く~」という文章を発表した。 www.keidanren.or.jp 第2次世界大戦以降、財界団体は教育に関する提言文章を定期的に発表している。かつては…
著者よりお送り頂きました。ありがとうございます。前著から引き続き、レポート課題の「構造」を明らかにすることが目的とされています。また、当方による他のライティング書籍に対する感想へ言及して頂いていて、感謝申し上げます。提出されたレポート課題…
新自由主義教育の40年:「生き方コントロール」の未来形作者:児美川 孝一郎青土社Amazon 本書は過去40年間を振り返って、教育政策が「新自由主義」に沿うものになっていく過程の特徴について検討するものである。「新自由主義」の定義は多様であるという留…
お送り頂きました。ありがとうございます。大学授業で対話はどこまで可能か: 「21世紀の教養教育」を求めて作者:山田 創平,白瀧 礼奈,入野 美香,南 太貴,小森 弥生,松尾 智晶,三次 亜紀子,中沢 正江ナカニシヤ出版Amazon 京都産業大学で約20年の実績のあるキ…
キャンパスソーシャルワーク: 大学における学生支援の必要性みらいAmazon とても勉強になった。これまでも臨床心理士、公認心理師など心理に関する専門職による学生支援は行われてきた。そこでは、心理職の専門分野である心理療法、心理コンサルテーションは…
高校・大学・社会 学びと成長のリアル 「学校と社会をつなぐ調査」10年の軌跡作者:知念渉,中村高康,濱中淳子,板倉寛,真下峯子学事出版Amazon 責任編集者が実施してきた「学校と社会をつなぐ調査」(通称:10年トランジション調査)の発達心理学や青年心理学…
pdx-c.com 劇団「パラドックス定数」のDVDを複数購入した。とりあえず「第39項 731」、「第45項 Das Orchester」、「第41項 5seconds」の順番で視聴した。この3作には共通するテーマがあるように見えた。 「第39項 731」はそのタイトルのとおり巨大な組織で…
就活の社会学作者:妹尾麻美晃洋書房Amazon 本書の問いは「なぜ大学生はやりたいことを語り、また問われるのか?」というものである。2012年から2014年頃に大学生を対象として実施したインタビューの結果を対象として分析を行っている。私の記憶では、この頃…
企業が求める〈主体性〉とは何か:教育と労働をつなぐ〈主体性〉言説の分析作者:武藤 浩子東信堂Amazon 本書の問題意識は冒頭の「はしがき」で次のように述べられている。 しかしながら、社会には〈主体性〉を求める言説が満ち溢れている。〈主体性〉という…
執筆者の皆さまからお送り頂きました。ありがとうございます。深志の自治 地方公立伝統校の危機と挑戦信濃毎日新聞社Amazon 明治時代から続いている高等学校(高校)の「自治」について検討する意欲的な研究である。教育社会学において高校の研究は花形の一…
お送りいただきました。ありがとうございます。 honto.jp 〈京大発〉専門分野の越え方: 対話から生まれる学際の探求ナカニシヤ出版Amazon 大学院生が学部生を対象として模擬講義を行うことの具体的な意義は本書において繰り返し説明されていて、それらはとて…
スヴェンスカ・ヘムの女性たち: スウェーデン「専業主婦の時代」の始まりと終わり作者:太田美幸新評論Amazon 著者の太田先生よりお送り頂いた。感謝申し上げます。 学生の頃に勉強したヨーロッパの貧困調査の歴史、社会改良運動、生活協同組合運動などを思い…
影響力の武器[第三版] なぜ、人は動かされるのか作者:ロバート・B・チャルディーニ誠信書房Amazon 経営の実践に関心のある方によく読まれている書籍を復習する。ご商売のセールス現場だけではなく、教育機関でも活用(悪用?)されているかもしれない。私は…
選ぶ就活生、選ばれる企業作者:井口尚樹晃洋書房Amazon 大学生の就職活動を対象とした研究であり、その特徴は学生を選抜する企業や官公庁ではなく大学生じしんの認識を対象にしていることである。特に、教育社会学における先行研究に対して次のような新たな…