2012-03-01から1ヶ月間の記事一覧

出張を終えて帰宅。まとまった時間を取ることができず、年度末になってしまった。 印象深いできごとは2点あった。1つは、ある大学図書館のコピー機の利用料金の支払い方法がEdyに限定されていたことである。いつものように用意していた3,000円分の硬貨、数枚…

みなさんが学期末に記入する「授業と学習に関するアンケート」の集計結果が教員へ返却されました。教員はこれをもとに反省を深めて、講義内容や方法の改善を検討します。みなさんは附属図書館や教務課などで閲覧することができます。とりいそぎ、「現代若者…

大学において就職をあっせんするセンター(キャリアセンターのような名前のところ)が、労働契約期間を5年とする求人を推奨することがあります。しかし、この求人は違法です。期間を定める労働契約の上限は3年です。 厚生労働省による説明(リンク先PDF) htt…

愛国心: 国家・国民・教育をめぐって (学術叢書)作者: 市川昭午出版社/メーカー: 学術出版会発売日: 2011/09/21メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 18回この商品を含むブログ (1件) を見る本日の研究会において、著者の市川昭午先生、そして、潮木守一先生…

自己啓発の時代: 「自己」の文化社会学的探究作者: 牧野智和出版社/メーカー: 勁草書房発売日: 2012/03/07メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 36回この商品を含むブログ (20件) を見る数年前から勝手に応援していた研究者の論文がついに書籍となった―面識…

大阪維新の会「教育基本条例案」何が問題か?作者: 市川昭午出版社/メーカー: 教育開発研究所発売日: 2011/12メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 31回この商品を含むブログ (6件) を見る 地方教育行政において条例内容を評価する基準としては、一般に「必要…

2012年度夏学期全学共通教育科目「教養ゼミナール」(金曜4限)について紹介します。 この「教養ゼミナール」では、一橋生になることとはどのような意味なのか考えたいと思います。大学入試への合格や、いわゆる「大学デビュー」が大学生になることの本質な…

2012年度夏学期全学共通教育科目「教育と社会」(金曜2限)の一部を担当する予定です―いわゆるリレー講義。第12回「企業内教育の歴史と現在」、第13回「専門職の養成」を受け持ちます。これらのテーマについては、伝統的に本学で呼称されてきた「<教育と社…

三商大 東京・大阪・神戸――日本のビジネス教育の源流作者: 橘木俊詔出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2012/02/23メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 3回この商品を含むブログ (4件) を見る大学史としては新しい知見があるわけではない。商学(経営学)の…

カウンセリングを巡る専門職システムの形成過程―「心」の管轄権とプロフェッショナリズムの多元性作者: 丸山和昭出版社/メーカー: 大学教育出版発売日: 2012/01/30メディア: 単行本 クリック: 9回この商品を含むブログ (1件) を見る昨日の内観療法への言及は…

出張先で読む。教育における「政治的中立」の誕生―「教育二法」成立過程の研究作者: 藤田祐介,貝塚茂樹出版社/メーカー: ミネルヴァ書房発売日: 2011/12メディア: 単行本 クリック: 14回この商品を含むブログを見る帯には「教育は、政治から自由たりうるか」…