学生のみなさんへ

一橋寮の件について、私は断片的な情報しか持っていません。したがって、参考になるかどうかはわかりませんが、最近私の「教養ゼミナール」で学んだことを挙げておきます。 男男間暴力には、「言葉による暴力」、「身体的暴力」、「心理的暴力」、「性的暴力…

教養ゼミ(金曜4限)の土曜振替授業日の文献について、学生の皆さんから提案を頂きました。それは昔の日本の学生像を知りたいという意見であって、担当教員も強い関心を持っています。ここでは、皆さんの親世代が学生であった1980年前後、または、学生像につ…

リアル熟議への言及は、もう止めるつもりであった。しかし、昨今は「PDCAサイクル」に基づいて政策を進めなければならないと主張されるので…、また、熟議ライブラリに掲載されている報告書に目を通してしまったので、まったく気が進まないけれども今日のお昼…

今日のオリエンテーションには、約80名の参加がありました。その際に説明したとおり、ゼミナール形式の授業を円滑に行なうために、履修者を3グループに分けることとなりました*1。実際には80名も来ないでしょうから、各グループ約10〜20名に落ち着くことを想…

2年生以上のみなさんへ http://hermes-ir.lib.hit-u.ac.jp/rs/handle/10086/12231 楠木建、1995、「大学での知的トレーニング:アタマがナマっている人へのメッセージ」『一橋論叢』113(4) 国際企業戦略研究科の楠木先生が、かつて一橋生向けに書いた論文で…

今日も部活動・サークル勧誘で、キャンパスは華やいでいました。教員である私もまた、「新入生に渡してほしい」と大量のチラシをもらってしまいました。お預かりしたチラシは何とか捌きます。 さて、問題は学外者による宗教の勧誘です。今日は、その勧誘場面…

「学生生活の技法」(阿佐美、阿部、中島、深野、二宮担当)は、4月21日に第1回オリエンテーションを実施します。Webシラバスに記載があるように、「受講者数調整」を行う可能性がありますので、受講希望者は必ず出席して下さい。教室は、310(西キャンパ…

今日の大学通りの桜です。 「教養ゼミナール」(二宮担当)は、4月22日に第1回オリエンテーションを実施します。受講希望者はWebシラバスに目を通したうえで出席して下さい。一橋で学ぶ「教養」とは何か、「教養ゼミナール」では何を学ぶのか、そうした質問…

文部科学省の通知「東北地方太平洋沖地震に伴う学生のボランティア活動について」(23文科高第7号平成23年4月1日)をようやく見ることができました。 http://www.mext.go.jp/a_menu/saigaijohou/syousai/1304540.htm 1.ボランティア活動のための修学上の配…

今日は自主ゼミを行いました。学部生8人に集まって頂きました(そのうち、半数以上が経済学部というのは、偶然のことだと思います)。 私が提示した論点の1つは、震災の復興期において権力によって紡がれるであろう「回復の物語」の支配性に対抗し得るかとい…

何人かの方にはメールでご案内を差し上げたように、今/将来、私たちができること/できないことを学問のことばで考えるために、単発の自主ゼミを行う予定です。日時は3月28日から4月1日までの停電のない時間帯のどこかです。検討文献は、以下の2冊の一部を…

読書と社会科学 (岩波新書)作者: 内田義彦出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1985/01/21メディア: 新書購入: 3人 クリック: 51回この商品を含むブログ (58件) を見る1994年4月、私が大学に入学した際、指定されたテキストの1つです。 社会科学の重要な学説―…

相模湖合宿から帰ってきました。参加した皆さん、お疲れさまでした。 私の(他の担当者のものとは異質な)セッションで扱った文献は次のとおりです。就活エリートの迷走 (ちくま新書)作者: 豊田義博出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2010/12/08メディア: 新…

昨日に引き続き、学部教育科目の上書き再履修についてのまとめです。 商学部 [経営学概論]、[会計学概論]、[金融概論] 並行講義という授業を履修することで、上書き再履修が認められます。 [経済・経営指標入門]、[ビジネス統計入門] 担当教員が異なる場合で…

1年生がGPAを上げるための方法の一つに上書き再履修があります。2010/11/12版「上書き再履修対象科目」情報*1をもとに、多くの1年生が関係しそうな科目について情報をまとめておきます。 1年次クラス制外国語授業(いわゆる初修外国語) 成績評価「F」の場合…

「授業と学習に関するアンケート」の件で、東学習図書室に行ってきました。休憩用の椅子の側(写真参照―許可を頂いて撮影しました)とカウンターで、過去数年分の集計結果を閲覧できるようになっています。休憩用の椅子に座れば、すぐに気付くと思います。 …

何はともあれ、学生のみなさんのなかに、授業評価に対する関心が高まったことはとても喜ばしいです。 さて、授業評価というのは本当に難しい営みです。CiNiiで授業評価を検索すると、1,800件以上の論文が見つかります。それだけ奥深く、単なる思い付きでは実…

「授業仕分け」という企画が始まっているようです。どうやらリアル熟議の参加者の一部も関心を持っているようですが、「クソ授業(ママ)」の淘汰がリアル熟議の成果の一つだとすると、あまりにも物悲しいです。 さて、いくつかの謬見を正しておきたいと思い…

たったいま、一橋リアル熟議が終わりました。たまっている家事と雑文執筆を行いながら、インターネットによる中継を見ていました。部分的にしか見ていないので、とりあえず限定付きの感想です。生涯教育局ではなく、高等教育局が関与していたのは大きな誤算…

先日、一橋リアル熟議に関する自主ゼミを行いました。私のレジュメの一部を転載します(希望者には現物を配布しています)。「『限界』を指摘してもらわないとわかりません」という東大生に対するサービスでもあります。 リアル熟議の目的が、当初の企画案ど…

自主ゼミの日時はすでに決定しています。関心のある方は、私宛てに連絡して下さい。事前に読むべき文献があります。 その文献とは別に、「教育と政治」を考えるための導入的な文献を紹介します。現代日本の政治―政治過程の理論と実際作者: 岡田浩,松田憲忠出…

自主ゼミの件は、日時の調整中です。関心のある方は、私に問い合わせ下さい。 自主ゼミの開催を提案してから、潮目が大きく変わりつつあるように見えます。それまでは、批判的な教員とやらに対して反論のための文章を書いてやるとか、こんな教員に憤りを感じ…

この問題をテーマとして、自主ゼミを行いたいと思います。開催日は、12月20日〜27日のいずれかで調整してみます。1冊、テキストを指定します(副大臣が引用しているテキストはすでに企画者間で会読が済んでいることを前提として、それらとはまた別のテキスト…

昨日の「リアル熟議への疑問」を読んだ学生のみなさんから、決して就活のためではないというツイートを頂きました。とりあえずは、そのつぶやきを信用します。 この信用を裏切らないことを望みます。 ただし、ある学生のインターンシップについての言及は必…

http://jukugi.mext.go.jp/library_view?library_id=308 「リアル熟議」が私の身近で開催されるようです。しかし、私は強い懸念を持っていて賛同できません。 その理由は複数あるのですが、大きなものとしては、第一に、文科省(または鈴木副大臣)の言う「…

たまには、楽しい話しもしてみたい。 私が大学1年生だった頃、どうしても第2外国語(今で言う初修外国語)のドイツ語を勉強する気にはなれませんでした。当時、第2外国語は2年生まで必修で、とても気が重い勉強でした。そもそも語学や海外の文化にあまり関心…

ベック来日記念連続シンポジウム 10月31日(日)、兼松講堂において、著名な社会学者であるウルリッヒ・ベック教授が講演をされます。ベックの「危険社会」論や「個人化」論等、数々の論文は、現代の日本社会を理解するうえで極めて示唆的です。私は大学院生…

先週、1年生向けにGPA関係の説明会が行われました。対象となる学生であるにもかかわらず、欠席してしまった場合は、今後の大学からの連絡を待っていて下さい。 ところで、今年から始められたGPAの卒業要件化*1、その推進論者の想定とは異なる状況になってい…

高校生のみなさんへ。 今年の一橋祭で公開講義を担当することになりました。全学共通教育科目(いわゆる一般教育とか教養教育とかの分野)からの出講で、大学生論をテーマとします。同じ時間帯にはホリエモンの講演があるようですが、興味を持った方に参加し…

冬学期の「学生生活の技法」は、第2講義棟3階の310教室で行われます。10月7日(木)の初回オリエンテーションで、履修に関する注意事項の説明があります。履修を希望する場合、必ず出席して下さい。 この授業は、1年生に履修を勧めています。開講時限を5限と…