学内FD:ポートフォリオの活用・アクティブラーニング

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先日、医学部保健学科の「教育ワークショップ」において、ポートフォリオの活用とアクティブラーニングをテーマとしてお話しさせて頂きました。保健学科の皆さまのお時間を頂戴いたしましてありがとうございます。
当日の内容は次のとおりです。


1.自己紹介
2.ポートフォリオの活用
2.1.文部科学省中央教育審議会による現状認識
2.2.学習観の変容(1)―知識・スキルの活用、問題解決
2.3.学習観の変容(2)―学習者中心の考え方へ
2.4.ポートフォリオの種類
2.5.ラーニング・ポートフォリオの定義
2.6.ラーニング・ポートフォリオに含むべき要素
2.7.理論的背景
2.8.事例
2.9.群馬大学ポートフォリオ自由記述についてのご提案
2.10.(授業についての)省察のための問いかけの事例
3.アクティブラーニング
3.1.その定義
3.3.その必要性
3.3.講義と組み合わせたアクティブラーニングの例
3.4.よくある質問


余談として言及したことですが、いわゆる「大学改革」の諸プログラムの中にはとりわけ専門職養成とは折り合いのあまり良くないものがあります。プロフェッショナルとして仕事ができるようになるための知識・技術の伝達がまず先にあることは間違いなく、当然その価値を損なうようなことはするべきではない旨を強調いたしました。また、学生の思考を活性化するという意味でのアクティブラーニングは、そのように言われてみれば多くの先生がすでに採用なさっていることかと思われます(それは決して身体を動かすという意味ではありません、アクティブという言葉が誤解を生じさせがちです)。
ワークショップ後の雑談において、私は保健学科の教育文化、学生文化について大変勉強させて頂きました。皆さまにお礼申し上げます。


追記:そうは申し上げつつも、当日紹介したA4の色紙をクリッカー代わりに使う方法も参考にして頂けますと幸いです。また、その実演へご協力賜りましたことも感謝しております。