- 作者: 稲葉陽二,近藤克則,宮田加久子,大守隆,矢野聡
- 出版社/メーカー: ミネルヴァ書房
- 発売日: 2011/04
- メディア: 単行本
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かつて自分でレビューしたときに考えつかなかったことが「悪い」ソーシャル・キャピタル論である。他者の排除、規範の強制、「不平等の罠」という側面は高等教育研究にも重要な示唆を与えるかもしれない―これまで「良い」ソーシャル・キャピタルのみを検討してきたともいえるだろう。負の外部性ということばが適切かどうかはわかならいものの、ユニバーサル段階に至ったといわれる現代においては、そうした見えにくい悪影響のようなことがらについて考えなければならないのかもしれない。もう少し勉強してみたい。