立教大学2015年度秋学期「高等教育の歴史的展開/新座」の授業評価アンケートにおける 「記述による評価」へのリプライです。1から5の数値で評価する設問項目については、回答者数が少ないためコメントを控えます。


設問1)この授業で良いと思った点があれば書いてください。
「授業後半のグループディスカッションのグループ分けがレクのようなもので楽しかった」
→授業でも少しだけ説明したかもしれませんが、「構成的グループエンカウンター」という方法の一つです。この授業のねらいではないので詳細をお話しすることはできませんでした。各自で調べてみてください。
「とても面白い内容でした」
→それはよかったです。現代の高等教育における様々な「あたりまえ」を相対化できたのではないでしょうか。
「全員で議論をする時間があって、色々な人の考えや経験を知ることができた」
「グループワークが活発でとても良かったです」
「グループワークをほぼ毎回やっていたこと」
「自分の意見を言えること」
「グループワークでは、自分の意見を率直に言えて、自分の中で考えをまとめる良い機会につながりました」
「様々な人との接点を作っていただけた」
→学部学科によって、大学観はかなり異なるかもしれません。他の授業でも、こうした時間があればよいですね。教員としては知識伝達の時間を使うことになるので、もどかしい思いをする点でもあります。もっとも、教員に指示されずとも学生が自主的に授業時間外に集まって議論できればなおよいです。
「生徒が飽きない授業にするためにいろいろ工夫されていた」
→生徒ではなく、学生と言おう(キリッ。
「映像を用いての学習は分かりやすかった」
→当時のニュース映像が入手しやすくなって助かります。映画はあえて白黒で、役者の声が聞き取りにくい、しかも棒読みだし台詞も古いものを扱いました。映像身体学科の学生による評価を知りたいです。


設問2)この授業で改善すべきだと思った点があれば書いてください。
「レジュメのかっこの部分が早すぎてついていけなかった」
→レジュメの括弧は重要だというわけではありません。受講者には1年生が多いので、あえてこうした仕掛けをしていますが、自分自身にとって何が重要であるのかを判断できるようになれるといいですよね。それは他人と違っていて当然なのかもしれません。
「先生がくれたうまい棒おいしかったです。来年からなくなってしまうのはさみしいです。本まだおかりしてます!!」
→関係者の皆さまへ。「うまい棒」はある技法を円滑に進めるため数回目の授業で導入したものであり、当該アンケートの評点を高めることを意図したわけではありません(笑。なお、全カリ改革のため、この授業は来年度以降は開講されないと聞いています。また、どこかでお会いしましょう!