週刊 東洋経済 2011年 10/22号 [雑誌]

週刊 東洋経済 2011年 10/22号 [雑誌]

「教育力」は、「教育研究充実度」、「学生1人当たり図書資産」、「科学研究費補助金」、「教員1人あたり学生数」で測定可能とのことである。それぞれの指標の計算方法は次のとおりとのこと。


  • 国公立大学の「教育研究充実度」(%)=(教育経費+研究経費+診療経費+教育研究支援経費)÷経常費用×100
  • 私立大学の「教育研究充実度」(%)=(教育研究経費+病院経費)÷帰属収入×100
  • 「学生1人当たり図書資産」=B/S上の図書資産÷学生数
  • 「科学研究費補助金」=2011年度採択(新規+継続)の配分額
  • 「教員1人あたり学生数」=学生数÷教員数




以上の各指標に加えて、「就職力」と「財務力」の各指標を偏差値にして、その平均を大学毎に並べたものが「日本の大学トップ100ランキング」になるらしい。素朴理論の亜種として理解しておこう。東洋経済もまたダイヤモンドと大差はないということだろうか。
いずれ、講義の試験問題に活用してみたい。このランキングの作成方法に関して、[問1] 各指標の問題点を説明しなさい、[問2] 計算方法の問題点を説明しなさい。