2010-01-01から1年間の記事一覧

昨日、文部科学省平成22年度大学教育・学生支援推進事業「テーマA:大学教育推進プログラム」につきまして、私の所属する大学教育研究開発センターが申請した「単位実質化マキシマムモデルの実践と普及」の採択が決定しました。日本学術振興会(審査を担当)…

全国大学教育研究センター等協議会の皆さま、本日の総会ではご挨拶ができずに失礼致しました*1。来年度は、手前どもが総会のお世話をさせて頂きます。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。「大学町」出現---近代都市計画の錬金術 (河出ブックス)作者: 木方…

感受性訓練―人間関係改善の基礎 (1965年)作者: 関計夫出版社/メーカー: 誠信書房発売日: 1965メディア: ? クリック: 1回この商品を含むブログを見る感受性訓練―Tグループの理論と方法 (1971年)作者: L. P.ブラッドフォード,J. R.ギッブ,K. D.ベネ,三隅二不二…

「文科省政策創造エンジン―熟議カケアイ」によると、「中央教育審議会等における専門家による検討に合わせて、車の両輪として、当事者による『熟議』に基づいた意見を踏まえ、政務三役にて政策決定を行う」ということになっている。 「国立大学法人化後の現…

スプートニクの落とし子たち作者: 今野浩出版社/メーカー: 毎日新聞社発売日: 2010/06/19メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 37回この商品を含むブログ (19件) を見る出張中に読む。 大学教育におけるマネジメントサイクルとか、政策評価とかの必要性を執…

週末、ある研究会に出席した。近年の大学教育改革を新自由主義の文脈で読み解くというテーマであった。 もう少し理解を深めたかった点がいくつかある。第一に、確かに大学の行財政や管理運営に関する改革は、新自由主義と称される「主義」に基いて行われたか…

教養ゼミ(夏・金4)履修の皆さん、半年間お疲れさまでした。打ち上げのランチ―タイ料理―はお気に召しましたでしょうか。当日話題になった「朝まで生テレビ」、夏の大阪、体育会等の件、機会があればまた教えて下さい。 イノベーションと政治学―情報通信革命…

学内の方から、ある案件に関して人づてにご忠告らしいことを頂きました。どなたなのかを特定することができませんので、この場でご忠告があったことを聞いた旨のみを報告しておきます。 私にとって、この案件はほんとうに瑣末な問題でもあります。そして、こ…

経営者育成の理論的基盤―経営技能の習得とケース・メソッド作者: 辻村宏和出版社/メーカー: 文眞堂発売日: 2001/06メディア: 単行本 クリック: 4回この商品を含むブログ (1件) を見る心にふれる、学習者によりそう、現実にむきあう、きりむすぶ、わかってあ…

http://blog.goo.ne.jp/hit-jichikai/e/16d266b48d048a99d3406b2bdf2cec75 2010年度学長選考学生投票がまもなく始まります。全国でも珍しい、学生が関わる学長選考―かつて関係者が一橋大学を「一つ出し大学」と呼んだ理由のひとつ、何が一つだったのかは講義…

科研費の審査結果開示があった。大学当局に対する外部資金獲得失敗の言い訳、また、今後の自分のための備忘録として、恥ずかしいけれども結果をさらしておく。 「研究計画・方法の妥当性」については、これから再検討してみる。4人の審査員の合計点が10点(3…

一橋の1年生のみなさん、 7月9日(金)、16日(金)のラーニングデザイン委員会の企画では、面白いこと―これからのキャリアについて複眼的に思考できるようになること―を話せるように準備を進めています。時間に余裕があれば、ぜひ参加してみて下さい。 http…

マニフェスト列挙最終日―みんなの党、たちあがれ日本、新党改革、日本創新党、幸福実現党、女性党。大学に関しては(特に小中高と比較して)、際立った主張は表れ難いようだ。 みんなの党 アジェンダ2010 ・医療(高度医療・高級健康診断)、大学、観光など…

引き続き、国民新党、共産党、社民党。昨日並べた民主党、自民党、公明党も含めて、どの政党も学費に関心があるようだ。ただし、高い学費に関する解決策は、多様であるだろう―給与/貸与奨学金、民間ローン、授業料免除/補助、学費無償化、所得税・住民税の…

参院選に向けて、大学に関するマニフェストを並べてみる。まずは、民主党、自民党、公明党から。自民党の東大入試改革案や「高等教育庁」構想、自民党と公明党のギャップ・イヤー導入案など、報道では取り上げられていない内容も少なくはなさそうである。 民…

リーディングス 日本の教育と社会 12高等教育 (リーディングス日本の教育と社会)作者: 塚原修一,広田照幸出版社/メーカー: 日本図書センター発売日: 2009/09/25メディア: ハードカバー クリック: 15回この商品を含むブログ (1件) を見るサバルタンは語ること…

http://www.rdche.hit-u.ac.jp/~rdche/modules/content04/index.php?id=1 先日、FDシンポジウムについてお知らせしたところですが、やや内容が変更になったようです。日時、場所に変更はありません。 昔の数学教育実践家的関心からすれば、そもそも成績を平…

http://www.rdche.hit-u.ac.jp/~rdche/modules/content04/index.php?id=1 2010年7月7日、全学FDシンポジウム「GPA制度本格導入後の成績評価を考える」を開催します。GPA制度に関心のある大学関係者の皆さまの参加をお待ちしております。◆日時・場所 2010年7…

今日はこれから、教養ゼミのゼミテンと一緒に、東京大学教養学部(駒場)の初年次活動センターを訪問する。 ゼミテンの関心は、同センターの設立経緯、利用者層、人気企画、周知方法等にあるようだ。一方、私の課題は、初年次教育の範囲を探ることにある。自…

前よりももっと真実にして真正なる自己の意識

心の習慣―アメリカ個人主義のゆくえ作者: ロバート・N.ベラー,ウィリアム・M.サリヴァン,スティーヴン・M.ティプトン,リチャード・マドセン,アン・スウィドラー,島薗 進,中村 圭志出版社/メーカー: みすず書房発売日: 1991/05/08メディア: 単行本購入: 3人 …

学生の成績不振の原因について、特に選抜性の高い大学においては心理面の「問題」が持ち出される傾向がある。難関な入試に合格したにもかかわらず、入学後の成績が悪い理由は、心理面に「問題」があるはずだ、というのである。しかし、米国の高等教育研究に…

大学教育学会30周年記念誌編集委員会、2010、『大学教育 研究と改革の30年―大学教育学会の視点から』東信堂。 理系基礎教育についての小笠原論文は面白い。大綱化の目的は果たされぬまま、旧教養教員の所属問題ばかりが問題となってしまうという指摘は、文系…

一橋には学生表彰制度というものがあります。学業優秀学生に選ばれると、一橋大学基金(本学への寄付金)から奨学金が給付されます。ぜひ、学業に励んで下さい。 http://www.hit-u.ac.jp/shien/campuslife/gakuseihyoushou.html などと私としては珍しく学生…

一橋の各研究科の院生(修士課程、博士後期課程)の皆さん、 短期のティーチング・アシスタント(TA)を募集しています。詳細については、マーキュリータワー低層棟各階の掲示板、国際研究館1階の掲示板をご覧下さい。第1次締め切りは6月11日です。

国立大学教養教育実施組織会議@愛媛に出席する。この会議への出席は2年ぶりである。 SDについて、これまでほとんど考えたことがなかった。ある大学の説明は次の通りである。 成果主義、リストラ、無計画な人事異動 ↓ 意欲の低下、仕事を増やしたくない、…

高等教育の大衆化と私立大学経営―「助成と規制」は何をもたらしたのか作者: 米澤彰純出版社/メーカー: 東北大学出版会発売日: 2010/04メディア: 単行本 クリック: 31回この商品を含むブログ (3件) を見るどうしても、高等教育懇談会における「積極論」から「…

履修撤回(W)の受付が始まりました。受付期間は6月11日までです。履修を継続するのが困難な場合、履修登録を撤回することができます。あまりにも講義が難解な場合や中間試験に躓いてしまった場合等、有効に活用して下さい。一方で、某一橋生のtwitterにお…

教養教育の系譜―アメリカ高等教育にみる専門主義との葛藤作者: シェルダンロスブラット,Sheldon Rothblatt,吉田文,杉谷祐美子出版社/メーカー: 玉川大学出版部発売日: 1999/12メディア: 単行本 クリック: 12回この商品を含むブログ (2件) を見るこの時期は、…

大卒就職の社会学―データからみる変化作者: 苅谷剛彦,本田由紀出版社/メーカー: 東京大学出版会発売日: 2010/03/20メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 38回この商品を含むブログ (14件) を見る香川論文、『就職ジャーナル』を対象とした言説分析はこれまで…

幸福論――“生きづらい”時代の社会学作者: ジグムントバウマン,山田昌弘,高橋良輔,開内文乃出版社/メーカー: 作品社発売日: 2009/10/31メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 88回この商品を含むブログ (19件) を見る「私たちは人生のアーティスト」は、言うま…