活気ある春先のキャンパス、昼休みにそぞろ歩きをしてみる。
愕然としたことがあった。小さいキャンパスである。昼休みに30分ぶらぶらとするだけで話しをしたことがある学生を少なくとも50人は確認できるのだけれども、名前を覚え出せないのである。原因はわかっている。昨年、学生の名前と顔を覚える手間を省いたからである。これはよくない。ということで、じぶんじしんの動機付けのために宣言しておく。一昨年までと同じく、新たに200人の学生の名前と顔を覚えることにする。


http://socyo.high.hokudai.ac.jp/FD/toc.html


北海道大学FDマニュアルは教員の職務綱領案として「学生の名前と顔を覚えること」、「早い段階でクラスの習慣を作り上げ、教室に温かい活気あふれる雰囲気をつくること」などを提案している。とても重要だとは思うのだけれども、その手法はどうしよう。かつて、学生に証明写真を提出させて研究室で覚えていた教員がいたらしいものの、それはまったく気が進まない。履修者が30人であれば「ネームゲーム」でどうにかなる。履修者が300人であれば、とにかく少しでもきっかけをつくって話しをするという力技しかない。