8月2日(火)、3日(水)の両日に行なわれました「平成23年度全国大学教育研究センター等協議会」にお越し下さいまして、ありがとうございました。とりわけ、ご発表頂きましたメンバー校代表の方々には厚く御礼申し上げます。分科会方式―共通教育運営型、学部を含む全学包括運営型、学習・教授法支援(FD)型、学生支援型、高等教育研究拠点/IR(評価・分析)型―による議論は、一定の成功を収めていたのではないかと存じています。
佐野書院で行われた懇親会では、佐野善作先生についてご紹介させて頂きました。

http://jfn.josuikai.net/josuikai/21f/59/ama/main.html

天野先生の調査によると、東京高等商業学校を卒業して、法学博士号学位を取得した人は佐野先生を含めて9人いました。族籍をみてみると、7人が平民で、士族は2人(関一、上田貞次郎)だけです。商学は平民の学問であって、そのことが一橋の学風を支える一つの要因であるようです。
その懇親会、私の周りで『一橋大学百二十年史』に面白みに欠けるところがあるという話題になりました。もし、『百五十年史』が書かれるのであれば、全国の教育史学の先生方にアドバイスを頂くべきだ、とも思いました。