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文部科学省の通知「東北地方太平洋沖地震に伴う学生のボランティア活動について」(23文科高第7号平成23年4月1日)をようやく見ることができました。


http://www.mext.go.jp/a_menu/saigaijohou/syousai/1304540.htm

1.ボランティア活動のための修学上の配慮
ボランティア活動参加者に対し、補講・追試の実施やレポートの活用による学修評価、休学した場合のきめ細かな履修対応などを通じ、学生がボランティア活動に参加しやすい環境作りに配慮すること。
各大学等の判断により、ボランティア活動が授業の目的と密接に関わる場合は、ボランティア活動の実践を実習・演習等の授業の一環として位置付け、単位を付与することができること。
ボランティア活動のため休学する場合、その期間の学費の取扱など学生の便宜のための必要な配慮を図ることが考えられること。


2.ボランティア活動に関する安全確保及び情報提供
ボランティア活動は内容によっては危険を伴うものもあることから、参加する学生に対し事前に安全管理の徹底やボランティア保険等(参考1「学生ボランティア活動に関わる保険の例」参照)への加入を呼びかけるなど適切な指導に努めること。
被災地における状況や学生ボランティアによる支援要請等に関する情報について、文部科学省ポータルサイト(参考2「子どもの学び支援ポータルサイト」参照)などを活用しつつ、学生に情報提供を行うこと。



私は、現時点ではこの課題を十分に整理できていません。仮に、大学が学生のボランティアを応援するという場合に、単位ではなくて給与の支給、あるいは、ボランティアに必要な知識の伝達が必要なのではないか、と漠然と考えているところです。単位を安上がりのベネフィットとして利用することに躊躇いを覚えてしまいます。
すでにいくつかの大学で行われているサービス・ラーニングが参考になるかもしれませんが、それはあくまで学習を重視していることを忘れてはならないのでしょう。また、(私とは立場を異にする)「単位の実質化」推進論者の意見も聞いてみたいところです。サービス・ラーニングやインターンシップに単位を付与しているケースを露払いとして、特に問題なしとするのでしょうか。
もし、本学の学生でボランティアに出掛ける場合には、かならず、第一に、学生教育研究災害傷害保険(学研災)に加入済みであること、第二に、そのボランティアが学研災の保険内容に含まれていることを、学生支援課か私に確認して下さい。


http://www.hit-u.ac.jp/shien/campuslife/insurance.html


なお、ボランティアに関しては、nihenori (twitter) さんの議論がとても参考になります。

「ボランティア」の誕生と終焉 ?〈贈与のパラドックス〉の知識社会学?

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