2015-01-01から1年間の記事一覧

企業が実施する採用テストの開発をテーマとした論文が採択された。先日、掲載決定通知が届いたところである。発行はまもなくのようだ。 二宮祐、2015、「総合検査SPIの開発経緯―1960年代から1990年代までを対象として」『大学教育研究ジャーナル』(徳島大学…

ノンエリートのためのキャリア教育論作者: 居神浩出版社/メーカー: 法律文化社発売日: 2015/03/10メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る岐阜大学の児島功和先生から、居神浩編著『ノンエリートのためのキャリア教育論―適応と抵抗そして承認と参…

先日、立教大学2014年度秋学期全学共通カリキュラム「高等教育の歴史的展開/N」の授業評価アンケートに関する所見票を提出した。今年は一昨年同様に履修者が少なかったため、各項目の点数や自由記述の紹介は控えたい(2013年度についてはこちら)。この授業…

NPO法人DSS という団体がある。ウェブサイトの右下にある「会社概要」を見ると、その正式名称は「大学教育と就職活動のねじれを直し、大学生の就業力を向上させる会」となっている。この法人は大学教育に関するデータ、具体的には学生の成績データを収集、そ…

文部科学省「実践的な職業教育を行う新たな高等教育機関の制度化に関する有識者会議」の配付資料をいまさら眺めている。以下、気付いたことをメモ程度に。http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/061/attach/1353679.htmよくまとまっていて勉強…

複数の重要な論点が提起されている。そのうち、何が議論の焦点になっていることを整理するために教育社会学理論を思い出してみたい。 http://ci.nii.ac.jp/naid/110009536399 本田伊克、2012、「教育の知識論的・文化階層論的基盤:『教育社会学的教育学改』…

いまさらながら大学教育の「質保証」についてごく簡単に確認する。 http://blogos.com/article/80716/ 以上のように、我が国の高等教育の”質”は、エリート段階でエリートと学生を中心に施されていた教育水準の高さを、マス段階では定員を順守することを、そ…

あけました。 さて、ときおり、プレゼンテーション・ソフトウェア―マイクロソフト社のパワーポイントが代表的だろうか、以下パワーポイントと表記する―を使っていると「良い授業」、使わずにハンドアウトだけを配布すると「悪い授業」、そのうえ、ハンドアウ…