図説 教育の論点

図説 教育の論点

お手伝いした本が刊行されました。子ども・若者、親が直面している困難について、わかりやすく説明されています。私が知らなかったことも多く解説されていて、勉強になりました―特に、子ども・若者の文化世界について*1
教育に関心の高い方、あるいは、むしろ、関心の低い方もぜひご覧下さい。現代の教育に関わることがらを理解しようとするうえで、有益なヒントが得られるかとも思います。そのうえで、面白いと思われたテーマについては、各項目の末尾に掲載されている「参考文献」を読んで頂ければ、さらに理解が深まるでしょう。

はじめに
第1章 制度としての学校 文化としての学校
第2章 学校では何がどのように教えられているか
第3章 学校教員の生きる世界とその変化
第4章 子ども・若者の「問題」と「病理」を問い直す
第5章 子ども・若者の文化世界で何が起きているのか
第6章 現代の家族と子育てはどうなっているのか
第7章 変容する社会状況のなかでゆれる教育の姿
第8章 教育政策・教育改革を考える
あとがき
戦後日本の教育問題年表
索引

*1:たとえば、「サブカルにはまってもサブカルチャーは創れない」というのは、納得できるところです。サブカルチャーの消費的性格というテーマについて、もっと理解したいと思いました。