昨年、全国の大学・短大のキャリアセンター(就職支援担当部署)の皆さまに「採用テストに関するアンケート」をお願いいたしました。その節はご協力を賜りましてありがとうございました。
その集計結果を掲載した「採用テストに関するアンケート2015報告書」(冊子)を無料で配布しております。入手をご希望の方は、メール(メールアドレスはお礼状等に記載しています)、または、郵送にてお問い合わせください。

1990 年代半ば移行、「SPI対策」を名乗る書籍が刊行されるようになった。SPIとは1960 年代に民間企業の日本リクルート社(後のリクルート社)によって開発が始められた採用試験の一つである。開発当初から20 年〜30 年ほどは、主としてそれを利用する企業とリクルート社、SPIのデータ分析やさらなる開発を担うリクルート社の関連企業である人事測定研究所だけに知られた試験であった。しかし、書籍の刊行以降、一般にその存在が知られるようになった。90年代半ばから増え始めるエントリー・シートやグループ・ディスカッションと同様に、さらに伝統的な面接試験と同様に、SPIやそれに類する競合他社による試験は事前の対策が可能であるとの認識が広まったのである。そこで、一部の大学の就職支援担当部門では「SPI対策」に力を入れるようにもなった。
(以下略)
同報告書「はしがき」