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昨年夏ごろより偶然にも学内外の複数の方から、社会学を専攻する1年生に対する必修講義というのはどのようなものが望ましいかという質問を頂いた。講義方法としてはセンターのGP*1で実施していた「講義=演習連結型」というものを勧めているのだけれども、内容や評価方法については各大学固有の文脈があるので一概に回答することが難しい。
以下、規模の大きい国立大学における社会学の講義―必修/選択の区分や専門科目/教養科目(共通科目)の区分を問わず、1年生(場合によって2年生)を対象とした講義―について―、ウェブ上で公開されているシラバスを引用してみた。社会学の全体図を描くvs様々な連字符社会学を紹介するvs任意の連字符社会学にとどまる、現代的なテーマを設定するvs歴史的普遍性のあるテーマを設定する、理論から対象に迫るvs対象から理論を探る、そんな違いがありそうだ。一方で講義方法や評価方法については、どこでも伝統的な方法を踏襲しているようにみえる。
いずれ他の大学についても並べてみたいけれども、その際にはテキストマイニングにかけなければならなくなるだろう(なので、いつになったらやれるだろうか)。


北海道大学 全学共通教育科目
「社会の認識/現代社会の課題と社会学」1学期、単位数2、対象年次1〜、櫻井義秀

【授業の目標】社会学の基本的な概念と、それに関する研究動向を、初学者向けに解説する。
【到達目標】1.社会学の基本的な概念を理解する。2.現代の社会的な課題を社会学の概念を用いて考察できる。3.社会学の視点からのレポートを作成できる。
【授業計画】6名の教員によって、それぞれの専門分野に関連する基本的な概念と、それに関する研究動向を解説する。なお、各教員の担当の順序と日時は、初回に説明する。1 授業紹介(櫻井)、2 現代社会の課題(櫻井)、3 大学のカルト問題(櫻井)、4 仕事の世界:産業市民権とは何か(今井)、5 仕事の世界:グローバル化の影響(今井)、6 高齢社会をどう捉え、どのように対処するか(金子)、7 少子社会をどう捉え、どのように対処するか(金子)、8 国際比較調査からみる日本人の価値観(1):文化・家族・宗教の東アジア比較(寺澤)、9 学祭休講、10 国際比較調査からみる日本人の価値観(2):日本人論の社会学的研究(寺澤)、11 格差社会(1)結果の不平等(平沢)、12 格差社会(2)機会の不平等(平沢)、13 グローバル化社会学(樽本)、14 国際移民と市民権(樽本)、15 宗教多元化する日本社会(櫻井)、16 まとめ(櫻井)、17 予備日
【準備学習(予習・復習)等の内容と分量】毎回の授業で提示された資料や文献の原典を、各自が参照すること。
【成績評価の基準と方法】おもに期末レポートによって評価する。ただし授業に出席することが前提である。
【テキスト・教科書】全体を網羅する教科書はないものの、関連する資料をほぼ毎回配布する。
【講義指定図書】大学のカルト対策 / 櫻井義秀・大畑昇 : 北海道大学出版会


東北大学 全学教育
社会学」1セメスタ、水曜日4時限、単位数 2、1セメスタ、徳川直人

【授業題目】相互行為の不思議な世界
【授業の目的と概要】何気なく過ごしている「日常」がいかに当然でも無問題でもないことか。社会学の役割の一つは、それが決して些末なことではなく社会構造の実質を成していると見て、その日常性について反省の目を向けることです。それは単なる否定ではなく、明日からできる身近な実践をさぐることでもあるでしょう。本稿は、その社会学の中でも特に日常の秩序にメスを入れる「相互行為論」を紹介し、考えてゆきます。
【学習の到達目標】1. 社会と日常性の関連に気づくことができるようになる、2. 自己自身の自明性を反省的にふりかえってみることができる、3. 日常性について反省的な記述ができるようになる、4. 授業内容・方法と進度予定
1回1話形式で話題を紹介し、「考えるヒント」にしてゆきます。命題を覚えるのではなく、それを使ったらどんな思考回路が開けるか。話題によれば古典や名著から部分抜粋で「読む」作業を入れます。以下は目次案ですが、各論部分はこの順番で話すとは限りません。ある話題に他の話題が顔を出すこともあるかもしれませんし、展開によれば話題の改廃もありえます。1. 序論 1-1.日常性の社会学原論の概論、1-2.相互行為論とは:学説史もすこし 2. 各論2-1.無関心というルール:集まりと距離、2-2.傷つけられやすさ:スティグマをめぐる応酬、2-3.夫が育児をしてみると:ジェンダーと労働、2-4.臨床と看護:「たたきあげ法」から出た理論、2-5.家族の構造と機能:核家族化とは本当か、2-6.家と村:「一軒前」の互酬性、2-7.ルールだらけの社会では:学校と収容所、2-8.パニックか災害ユートピアか:信念がモノを言う、2-9.群衆・大衆・公衆:集まると異なる行動原理、2-10.未来の予言:当たる予言と外れる予言、2-11.つくられた「障害」:色覚と社会、2-12.ロマンティックな表象:メディアと知識 3. 結論 「社会が変わる」とは
【成績評価方法】平常点(コメント、宿題)と学期末レポートによって評価します。比重は半々くらい。レポートの採点法等は公表します。課題は授業を参考にしながらも受講生が自由に設定する形を予定しています。


東北大学 文学部
「人文・社会序論」単位2、1セメスター、月4、佐藤嘉倫・永吉希久子

【講義題目】行動科学から見る現在
【到達目標】行動科学の基本的な考え方を身に付けて、私たちが生きている社会のことをより良く、またより深く理解できるようにする。
【授業内容・目的・方法】授業目的:現代社会で起こっている現象をいくつか取り上げ、それらについて行動科学的に理解する。授業内容・方法:第1 回目と第2 回目の講義では、行動科学の基本的な考え方と方法を担当教員が説明する。第3 回目以降は、毎回特定のテーマを取り上げて、教員と学生が対話形式で議論しながら、そのテーマに関する理解を深める。具体的なテーマとしては、太っている人が友達だとなぜ自分も太るのか、若い女性が専業主婦を志向するのはなぜか、美容整形はなぜ批判されるのか、などを取り上げる予定である。
【成績評価の方法】リポート[60%]、出席[40%]
【教科書・参考書】特にない。参考文献については、授業中に適宜指示する。


筑波大学 社会・国際学群 社会学
社会学基礎論」2.0単位、1・2年次春AB、火5,6、奥山敏雄

【授業概要】社会現象に対する社会学的な見方や問いの立て方の特質は何か、問題を設定し議論を構築するためにどのような概念が用いられているのかという点に関して、基礎的な部分を概説する。
【授業の目標と概要】あるテーマについて社会学的に考察せよという課題を与えられても、とまどう人がおおいだろう。社会学のテーマは多岐にわたるし、用いる概念も多様であるため、社会学的な見方や考え方とひとくちにいってもつかみにくいことも確かだ。それでも一見多様なテーマにも、共通する問いの立て方のクセのようなものがある。社会学的な見方や考え方のクセはどんなものなのか身につけることを目標とする。
【授業の進行予定】社会学の成立期の問いや古典的な業績を概観しながら、社会学的な問いの特質について考える。次に、多様な社会学のテーマに通底する社会学的思考の最もベーシックな部分について概説する。そのうえで、現代社会についての具体的なテーマをいくつか取り上げながら、問題設定、概念、知見について概説する。・「社会学とは何か」と言われても ・社会学成立期の問い ・社会学の古典的業績 ・社会的リアリティー ・社会と自己 ・コミュニケーションと社会システム ・現代社会への様々な問い
【単位取得要件】期末試験によって成績を評価する
【授業外の予習復習方法】予習は必要としないが、授業で紹介された参考文献を必ず読んで、考える練習をすること
【教材等】教科書は使用しない。参考文献は授業のなかで適宜紹介する。


筑波大学 社会・国際学群 社会学
現代社会論」2.0単位、1・2年次秋AB、金4,5、森直人

【授業概要】「連帯と承認」の変容と展望を主たるテーマとして、グローバル化と個人化という社会変動のもとにある現代社会を「後期近代」という問題把握のもとに考察する。「福祉国家」の変容という背景を押さえつつ、教育と労働という領域とそれら相互の接合のあり方を主たるトピックとして論じる。
【授業の目標と概要】「連帯と承認」の変容と展望を主たるテーマとして、グローバル化と個人化という社会変動のもとにある現代社会を「後期近代」という問題把握のもとに考察する。「福祉国家」の変容という背景を押さえつつ、教育と労働という領域とそれら相互の接合のあり方を主たるトピックとして論じる。
【授業の進行予定】(1) イントロダクションとして社会学の視角と方法について簡単に解説したのち、後期近代あるいは再帰的近代化という問題把握について、とくに「個人化」という社会変動の意味に焦点をあてて論じる。(2) その後、個別トピックについて社会学的な視角と方法をもちいて論じていく。各論は、「自己啓発と人格承認」、「総中流社会格差社会」、「“ゆとり教育”の神話」、「日本型雇用システムのゆらぎ」、「学校から職業への移行」、「感情労働と“ブラック企業”」、「“草の根保守運動”と排外主義」といったトピックを予定している。(3) 講義の最終回にはまとめとして、グローバル化と個人化という社会変動のもとで問い直されている〈社会的なるもの〉について論じる。「平等と連帯」を志向する価値的な議論に踏み込んだ検討をしたうえで、翻って「価値自由」なる社会学のスタンスを再確認することで講義を閉じることにしたい。
【単位取得要件】授業中に課される小課題と期末のレポート論文による評価。
【授業外の予習復習方法】(2)の各論では毎回事前に読んでおくべき文献を指定したうえでmoodleにおいて参照可能にしておくので、必ず事前に読んだ上で出席すること(学期途中にいくつか小課題を課す予定)。
【教材等】教科書は指定しない。各論については上述の通り、各回授業前にmoodleに指定文献の情報を挙げておく。初回と最終回に関する参考文献は下記参照。1. [初回] 稲葉振一郎社会学入門――“多元化する時代”をどう捉えるか』日本放送出版協会(NHKブックス)、2009年. 2. [最終回] 市野川容孝『思考のフロンティア社会』岩波書店、2006年.


名古屋大学 教養教育院 全学教育科目
社会学」単位数2、月2、丹邉宣彦

【本授業の目的およびねらい】現代社会は大きな構造変動期を迎えており、とくに集団と個人の関係や距離に大きな変化が現れている。本講義では、社会学がこれをどのようにとらえてきたか、理論的発想を学びながら、産業、組織論、都市化、家族、教育、環境問題などの分野やトピックを通してみていく。社会学入門をかねて、現代社会のありかたを考える場としたい。問題を理解しやすくするために、適宜視聴覚教材を用いるとともに、小レポートを課して、聴講者が積極的に考え意見を述べる機会を設けたい。
【授業内容】以下のような内容で進めていく。1. 社会学の考えかた 1) 行為と他者理解 2) 集団/組織と社会システム、2. 産業と組織 1) 社会的分業と階層・組織 2) 日本的経営の変容と集団、3. 都市化と地域 1) 都市化と社会移動 2) コミュニティと下位文化 3) 都市危機とグローバル化、4. 家族とジェンダー 1) 家族の形態と機能 2) 近代家族と性別役割分業、5. 教育と社会階層、6. 環境問題と社会、7. まとめ
【成績評価の方法】平常点(40%:出席と小レポート)と期末試験(60%)による。
【教科書】とくになし。


名古屋大学 文学部
社会学概論1」前期、火3、単位2、2年生以上、丹邉宣彦

【授業の目的】古典や準古典を手がかりにミクロレベルからマクロレベルの理論・学説を検討し、社会学の基本的な発想・概念・理論について学ぶ。
【授業の内容・方法】以下のように、ミクロ、メゾ、マクロレベルの順に社会学理論の講義をおこなう。1. 行為と社会的相互作用 1)社会的行為、意味解釈と理念型、2)イデオロギーと存在被拘束性、3)相互行為と自我、4)自己呈示と役割距離/ラベリング理論、5)社会的交換、6)社会的ジレンマ 2. 社会的分業と集団・組織 1)集団・組織・ネットワーク、2)社会的分業とアノミー、3)ゲマインシャフトゲゼルシャフト、4)社会圏の交錯、5)権力・支配と官僚制組織、6)ホーソン実験とインフォーマル集団、7)大衆社会論、8)相対的剥奪と準拠集団、9)ネットワーク/ソーシャル・キャピタルとは 3. 社会構造とシステム 1)階級構造と経済決定論、2)構造−機能主義と社会システム論、3)公共圏と社会統合、4)リスクと社会
【教科書・テキスト】授業でその都度指示する。
【受講生の自宅学習】授業で扱った古典、理論を足がかりに自主的、発展的に学習することが望ましい。
【成績評価の方法と基準】平常点(30%)と期末テスト(70%)で評価をおこなう。


京都大学 文学部 
社会学(講義)」2回生以上、単位数 4、水2、伊藤公雄

【授業の概要・目的】社会学の学説の流れと基礎概念について学習するとともに、社会学的な視点を身につけることを目的とする。小説、流行、自殺といった具体的な社会現象・文化現象を入り口に、社会学の古典理論を解説し、現代社会を社会学的に考察するための方法について講義を行なう。
【授業計画と内容】1 オリエンテーション、2 小説の社会学 (コント、スペンサー、マルクスの社会理論)、3 宗教の社会学(ウエーバー、デユルケームの視点)、4 自殺の社会学(デユケームの方法)、5 流行の社会学タルドジンメルの社会理論)、6 システムと社会(パレート、パーソンズ、ハバーマス)、7 社会的格差と社会的再生産の社会学(ブルデユを中心に)、8 ジェンダー社会学、9 メデイアの社会理論、10 ポピュラーカルチャー研究の方法、11 自白の社会学エスノメソドロジーを中心に)、12 現代社会の諸課題と社会学の可能性
【成績評価の方法・基準】前後期それぞれのレポート試験および授業中のミニレポート等による。
【教科書】伊藤公雄・橋本満編『はじめて出会う社会学』(有斐閣


大阪大学 共通教育科目
社会学入門」単位数2、1学期、金2、古川岳志

【授業の目的】社会学は、常識にとらわれない視点から、われわれがよく分かっているつもりになっている「社会」について、また「社会」に生きる「自分」について考え直す学問である。この授業では、社会学の基礎的な概念や理論を学ぶことを通じて、様々な学問に応用可能な、社会学的思考法を身につけることをめざす。
【到達目標】基礎的な社会学的思考法を身につけること。社会学的想像力を身につけること。
【講義内容】授業には教科書を使用する。社会学の簡単な歴史をふまえつつ、社会学の基礎概念を学んでいく。その中で、具体的な社会現象を事例として紹介していく。第1回 ガイダンス、社会という概念、第2回 近代社会と社会学、第3回 社会とわたし、第4回 集団・組織、第5回 身体と社会、第6回 文化の社会学、第7回 近代の家族、第8回 社会学からみる人間関係、第9回 学校と工場、第10回 今日の都市社会、第11回 メディアの社会学、第12回 社会運動、第13回 消費社会、第14回 情報社会、第15回 格差社会
以上のような順序で講義を進める予定である。ただし、学習進度に応じて変更することもあり得る。毎回、講義に出席するにあたって、あらかじめ教科書の該当箇所を読んでくることを求める。(20ページ前後。)具体的な指示は、第1回目の講義時に行う。
【教科書】西澤晃彦渋谷望社会学をつかむ/有斐閣
【成績評価】最終講義時に実施予定の筆記試験によって評価する。


神戸大学 共通専門基礎科目
社会学I(主:社会学S)月3、単位数2、1・2・3・4年、前期、平井晶子

【授業のテーマと到達目標】社会学的研究のなかで蓄積されてきた社会学独自の諸概念について、その理解を深めることを目標とする。
【授業の概要と計画】
社会学が提示してきた諸概念をもとに、近代・現代社会の特質を考えるため、下記のような概念について議論する。デュルケムの「社会的事実」、ウェーバーの「理念型」、バウマンの「リキッド・モダニティ」、日本独自の議論である山田昌弘の「パラサイト・シングル」、落合恵美子の「家族の戦後体制」など。基本的には各講義1概念ずつ議論し、全体として社会学的考察の特徴を多角的に把握することを目指す。
【成績評価と基準】学期末の筆記試験により評価する。
【履修上の注意(準備学習・復習、関連科目情報等を含む)】現代の社会を理解するため、日頃から新聞などを読み込み社会の動きを観察すること。復習としては関連文献を読むことを望む。
【教科書】とくになし


神戸大学 文学部
「人文学基礎・社会学」金2、単位数2、後期、平井晶子

【授業のテーマと到達目標】社会学的な視点や考え方についての基礎的な理解を深めることを目標とする。
【授業の概要と計画】授業の概要:社会学的テーマに関し、グループ毎に報告を行い、報告内容について出席者で討論する。報告の準備、報告、質疑応答、全体での議論を通して、報告者、参加者ともに社会学の理解を深めるとともに、多様なテーマを取り上げることで社会学の幅広さを学ぶ。
【成績評価と基準】授業への出席・議論への参加、発表(報告)、そして学期末のレポートによって総合的に評価する。
【履修上の注意(準備学習・復習、関連科目情報等を含む)】原則として1年生を対象とする。 初回にテーマ分け、グループ分けをするので、履修希望者は出席することが望ましい。


広島大学 教養教育
社会学基礎」1年次生、後期、月7・8、単位2、鈴木玉緒

【授業の目標・概要等】誰にとっても身近な存在である“家族”。社会の基盤となる集団であるにもかかわらず、それについて体系的に考えてみるということは、普段あまりありません。この講義では、社会学の発想や方法に基づいて、現代社会の中の家族像を考える上で必要な、分析のための概念と視点を紹介していきます。
【授業計画】第1回 <ガイダンス>、第2回 世帯の統計から見る家族、第3回 家族関係の社会学:夫婦関係、第4回 親子関係、第5回 世代間関係、第6回 家族機能の社会学:家族機能とは何か、第7回 家族機能の外部化、第8回 家族の機能障害、第9回 家族構造の社会学:家族構造とは何か、第10回 家族システムの考え方、第11回 家族変動、第12回 家族の時間と空間:家族周期とライフコース、第13回 家族史、第14回 家族の生活空間、第15回 家族とは何か:家族の定義
【教科書・参考書等】講義中に適宜紹介する。
【予習・復習へのアドバイス】予習は特に必要ありません。
【成績評価の基準等】時折のコメントペーパー、期末試験


九州大学 全学教育
社会学」前期、月4、単位数2.0、学部1年、井上寛

【授業概要】行為の理論(効用、意志決定と合理的選択、状況認知と信念、動機づけと価値志向、認知的不協和、準拠集団行動などの理論)と集合体の理論(相互作用、ゲーム、競争・闘争、共同・連帯、資源動員、役割構造、階層構造、権力,ネットワーク、組織,制度などの理論)の基礎を学び,あわせてそれらの理論の応用によって国際社会,社会階層,文化,犯罪,家族、コミュニティ,福祉,政治などの現実の現象を観察し説明する授業をします.
【個別の学習目標】社会学の諸理論の基礎を学び,社会現象について社会学的解読ができるようになることを目的とします.
【授業計画】第1回 社会学の基礎的概念と理論、第2回 社会学の基礎的概念と理論、第3回 国際社会(国際関係)、第4回 国際社会、第5回 組織と社会、第6回 地位達成と人員配分、第7回 犯罪、第8回 文化、第9回 文化、第10回 家族、第11回 分配の正義と福祉、第12回 社会的選択、第13回 政治と社会、第14回 コミュニティと市民社会、第15回 教場試験
【テキスト】必要に応じて,HP上に講義資料を掲載もしくは印刷物として配布します.
【試験/成績評価の方法等】成績評価は期末試験によって評価します.なお出席が2/3以下とみなされる者は,期末試験受験資格がありません.試験は最終講義日に実施するのでアナウンスメントに注意してください.


九州大学 全学教育
社会学/社会関係の社会学」後期、金1、単位数2.0、学部1年、三隅一百

【授業概要】社会はさまざまな社会関係とそのネットワークによって構成され、それらのダイナミズムによって動いています。そのように社会の構造と変動のコアになる社会関係と社会ネットワークの基本的な仕組みを、テキストにそって社会関係資本(Social Capital)という概念を使って読み解きます。簡単な数学を用いたモデル分析や社会統計学を用いたデータ分析を活用しますが、身近な素材をとりあげながら直感的に理解できるように工夫します。文理を問わず多くの学生諸君に社会学のおもしろさ、そして社会の奥深さを体感してほしいと思います。
【全体の教育目標】社会学の基本的なものの見方、そこで必要な理論的・方法論的知識を学ぶこと。それにより、社会をより豊に生きていくための視野と教養を得ること。
【個別の学習目標】人びとの集まりやつながりのメカニズムを捉える社会学の理論と方法を学ぶこと。
【授業計画】以下のトピックスにそって講義します。1. 関係の学としての社会学、2. 関係のネットワーク、3. 社会的ジレンマと規範、4. 社会関係資本、5.社会関係資本の関係基盤論
【テキスト】三隅一人社会関係資本−理論統合の挑戦』ミネルヴァ書房(2013年)
【試験/成績評価の方法等】テキスト第I部にもとづく中間レポートを課します。課題内容は授業中に配布。提出締めきりは12月6日授業時間。 テキストと講義ノートにもとづく期末筆記試験を行います。1月31日授業時間に実施予定。 出席調査を実施してその評点を考慮することがあります。


なお、一橋大学社会学部の1年生対象科目については、その学部が社会学だけではなく「社会科学」を教育研究しているということなので、他大学のそれとはかなり異なっている。

*1:事業仕分け」になったGPです。外部資金を獲得して良いプログラムを企画立案したとしても途中で止めろと言われてしまいます。