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学びの質保証戦略 (高等教育シリーズ)

学びの質保証戦略 (高等教育シリーズ)

「ホームページから読み解く」と帯に示されている。実際に主として米国の大学のホームページの画像を掲載して、その内容(と、若干の背景)を日本語で説明している。ホームページの紹介だけでいいのかと思ってしまうのだけれども、「質保証戦略」の一環として情報公開を促進するためのホームページの活用という位置づけになるのならば、こうした研究の意義もわかるのである。

現在、大学生が身につけるべき能力・技能として明示されている、「問題発見力」「課題解決力」「協働できる力」「倫理性」「他の文化を理解でき受け入れる力」「世界の人々とコミュニケートできる力」等は、多くの国々の実に覆うの高等教育機関が学習成果目標として提示している力やスキルである。その意味では、これらは、グローバル化した21世紀の社会で国境を越えて求められる「普遍的な技能」と位置づけられる。
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ジェネリック・スキルの必要性の主張についてはこれまで通りである。私としては、むしろ、どうして、わざわざ他者と「入れ替え可能」であるような人材になるためのスキルを身につけることを目指すのか、簡単には「入れ替え可能」とされないような人材になるための独自のスキルを検討しないのか、を問いたいところである。