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対人援助のためのグループワーク

対人援助のためのグループワーク

先日のFDにおいて紹介した書籍である。集団を形成するには、一定の手続きに従って議論を進めたり(大学のゼミナール、会社の会議)、ジャーゴンを共有したり、アルコールの力を借りたり(研究者の勉強会も該当するかな、要反省)する以外の方法がある。様々な技法が洗練されてきたのである。
私はそうした実践に関する関心の一方、理論について強い興味を抱く。國分康孝が独自に発展させた手法と、NTL-立教JICEのTグループ系の手法の相違についても整理したいところではある。昨年の橋本鉱市先生の科研報告書ではそこまで踏み込むことができなかった。ともあれ、ここで示されている手法のねらいである「自分の対人関係を点検する」、「新しい関係を作り上げるための風土を形成する」、「援助関係の構築を検討する」、「協力やリーダーシップについて体験する」は、まさに一部のMBAの「隠れたカリキュラム」そのものであることを確認できたのである。
そんな面倒な話しはさておき、こんな手法をいくつか利用できるようになるとゼミナールや講義がますます豊かになるかもしれない―アフターの居酒屋における会話に頼らないで。また、企業の新卒採用において名目はグループディスカッションとしながらも、実際には情報法収集型ワークを実施して選考の過程に取り入れているところがあると聞く。その対策の意味もある???