出張を終えて帰宅。まとまった時間を取ることができず、年度末になってしまった。
印象深いできごとは2点あった。1つは、ある大学図書館のコピー機の利用料金の支払い方法がEdyに限定されていたことである。いつものように用意していた3,000円分の硬貨、数枚の千円札紙幣は不要であった。偶然Edyにチャージを済ませていたので、慌てずにコピーを済ませることができた。ただ、何らかの文献に関心を持っているということが図書館の司書さん以外の関係者にわかってしまうようで、やや釈然としない。この大学については、私がこれまで考えていたこととまったく反対の史実を有していたことがわかったので、ぜひ論文で言及したい。もう1つは、東急コンツェルンと国立大学のつながりについてである。西武の「ピストル堤」と一橋大学の関係は有名であるが、それ以外にも似たような関係を持つ大学があった。「強盗慶太」が自治体に現金を寄付、自治体が東急系企業に大学用地の造成を発注、国立大学を設立という経緯が事実であったことを確かめた。これは論文にはしないけれども、とても面白い歴史である。よく言及される私鉄資本と観光地開発や住宅供給の結び付きに、大学を加えることができるのだろう。すでに東急はその地域から撤退しているのだが、国立大学が存在することの意義は大きいようである。
出張中に読んだ本は次のとおり。これまでの反省から、かばんが重くなるのを避けてみた。
自由はどこまで可能か=リバタリアニズム入門 (講談社現代新書)
- 作者: 森村進
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2001/02/20
- メディア: 新書
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- 作者: 稲葉陽二
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
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人間失格?―「罪」を犯した少年と社会をつなぐ (どう考える?ニッポンの教育問題)
- 作者: 土井隆義
- 出版社/メーカー: 日本図書センター
- 発売日: 2010/09/15
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- 作者: 遠藤薫,高原基彰,西田亮介,新雅史,関谷直也
- 出版社/メーカー: 講談社
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- 作者: 小塩隆士
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