冬学期の全学共通教育科目「学生生活の技法」(木曜5限)は、10月6日に第1回オリエンテーションを実施します。履修を希望する場合、かならず出席して下さい。教室は310(西キャンパス第2講義棟)です。講義は阿佐美雅弘、阿部仁、中島正雄、深野政之、そして、二宮祐によるリレー形式で行われます。留学生の履修を歓迎しています。
これまで学生生活における様々なことがら対して、我流の方法や徒手空拳でやり過ごしてきていませんか。この講義では、ストレス・マネジメントやレポートの書き方など、学生生活において必要とされる技法を学びます。たとえば、芸事や武道の世界では基本となる動作や作法があるわけですが、大学生活においても同様の基本となるものごとが存在します。それは、本学の碩学であった野中郁次郎(と、Michael Polanyi)の概念で言ってみれば<暗黙知>の領域にあるものとして、これまではあまり重視されてきませんでした。一部の「意識の高い」学生だけが気付けばよいのだ、いちいち教えないことこそが「美学」なのだ、と理解されてきたように思います。しかしながら、それはあまりにもったいないことです。本学への入学そのものが、学生になることの本質を必ずしも意味するわけではありません。基本となる「型」について学んでみましょう。