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OECDの国際成人力調査(PIAAC: Programme for the International Assessment of Adult Competencie)が始まるらしい。完全に失念していた。

http://www.nier.go.jp/04_kenkyu_annai/div03-shogai-piaac-pamph.html

成人力とは、「知識をどの程度持っているかではなく、課題を見つけて考える力や、知識や情報を活用して課題を解決する力など、実社会で生きていく上での総合的な力」を意味するとされている。

読解力(例)
ホテルなどにある電話のかけ方の説明を読んで、指定された相手に電話をかけるにはどのように操作したらよいかを答える。
図書館の蔵書検索システムを使って、指定された条件に合う本を選ぶ。
商品の取扱説明書を読み、問題が起きた時の解決方法を答える。


数的思考力(例)
食品の成分表示を見て、許容摂取量を答える。
商品の生産量についての表をグラフにする。
作成中の伝票を見て、商品の売上げ金額を答える。


ITを活用した問題解決能力(例)
指定された条件を満たす商品をインターネットで購入する。
複数の人のスケジュールを調整したうえで、インターネットでイベントのチケットを予約する。
表計算ソフトで作成された名簿を用いて、条件を満たす人のリストを作成した上で、そのリストをメールで送信する。

言いたいことはいくつかある。けれども、「あなたは実際に最初から最後まで問題を解いたことがあるのか、どうせないだろう、それならば論評するな」と叱責されることがあるようなので、問題が公開されるのをしばらく待ってみよう。ひさしぶりに現場を知っている者の特権性のようなお話しを聞いてしまったために、慎重になっているのである。
こうした意見が妥当なのだとすると、大学教育を対象とした研究者は、TOEICTOEFL漢字検定、ITパスポート、ビジネス実務マナー検定、R-CAP…、を解かなくてはならない。大変だ。どれくらいの研究者が、現代の大学生が経験しているさまざまな検定を受検しているだろうか。