「授業と学習に関するアンケート」の件で、東学習図書室に行ってきました。休憩用の椅子の側(写真参照―許可を頂いて撮影しました)とカウンターで、過去数年分の集計結果を閲覧できるようになっています。休憩用の椅子に座れば、すぐに気付くと思います。
東学習図書室は東2号館3階にあります。東2号館は、語学ラボラトリーや大人数講義で利用する教室がある建物ですので、その存在を知らないという学生は極めて限られているでしょう。しかし、東学習図書室を利用したことがない学生もいるかもしれません。よく利用する学生からは、附属図書館よりも集中できる、語学を勉強するには最適だ、コワモテの教員や大学院生を見かけなくてすむなどという評判を聞きます。
なお、それでも集計結果を閲覧するのが難しいという意見もあるかもしれません。


http://www.rdche.hit-u.ac.jp/~rdche/modules/content01/index.php?id=4


上記の「授業と学習に関するアンケート」に関する説明サイトに、「意見・質問」を受け付ける連絡先が掲載されています。そちらへ意見をお寄せ下さい。代案があれば良いでしょう。ただ、この集計結果の公表方法は何年にもわたる議論を経て決定したものです。ウェブで公表しようなどといった思い付きレベルの代案では、そもそものアンケートの目的とずれますので、否定されてしまうかもしれません*1
大学教員の評価については、もう少し説明したいところです。機会があれば言及したいと思います。大学教員の評価にかかわらず、評価という行為については、それだけでおそらく半年の講義が可能になってしまうほど蓄積の厚い研究分野です。また、大学教員の評価の場合、専門職論を考慮に入れなければならず、それもまた字数を費やして説明する必要があります。

*1:ネット上のコミュニケーションを「正しく理解」できていると豪語して、すばらしい自論を開陳する方(1人かもしれないし、複数かもしれない)に言っておきます。ネット上のコミュニケーションならば何でも許容されるとか、実名で自己責任を負うならば何でも許容されるとか―私には、この場合の責任についてどのように負うことが可能なのか、よくわかりません…―、たとえ人格を貶めたとしても事後の回復は容易であるとか、その種の態度を取るのは、コミュニケーションに関するリテラシーやモラルを「正しく理解できていないだけ」。などと書くと、指導教員から論文中の当て擦りのような表現を止めるようアドバイスをよく頂いたことを思い出します。最近、どうも虫の居所が悪いようです。言い方を換えてみると、これまで受けてきた教育のなかで、そうしたリテラシーやモラルを学ぶ機会がなかったということが、ほんとうに残念だし可哀想でもあります。私の仕事の一つである初年次教育―何でもかんでも初年次教育に持ち込んでみようとするよくある姿勢であって、その姿勢を批判する側に回ることもあるのですが―の課題として引き取りたいと思います。