国立大学教養教育実施組織会議@愛媛に出席する。この会議への出席は2年ぶりである。
SDについて、これまでほとんど考えたことがなかった。ある大学の説明は次の通りである。


成果主義、リストラ、無計画な人事異動

意欲の低下、仕事を増やしたくない、精神的苦痛、大学のために仕事を行う意識がない

SDが必要(キャリアアップ、メンタリング、組織と職員のビジョンのすり合わせ)


単なる労務管理の手法であることがよく分かる。「ビジョンのすり合わせ」に関する大学教員の自信たっぷりの説明には、思わず吹き出してしまった―あの場で笑ったのは私だけだったが、出席者の皆さんは素直に納得してしまったのか。「効率的かつ効果的」でなければならないそうだが、そうであるならば、<成果主義、リストラ、無計画な人事異動>の見直しの方がよほど意味があるはずだ。消耗する会議だった。
「大学と職員が共に輝く」みたいな言葉を恥ずかしがることなく使うことができると、外部資金が得られそうなことがわかっただけでも良しとしようか。