またしても東キャンパスにおいて、ゴスペル・サークルを装う宗教団体による布教活動が行われていた。あるカルト教団の手法と同じであるように見える旨を説明したうえで、中止するように諭した。だが、西キャンパスへ移動して集会を継続したようだった。それに気付いて慌てて西キャンパスへ赴き、集会に参加していた本学の一部関係者に対して注意した次第である。
団体の年長者と話しをしたところ、じぶんたちは「北新宿」の東京教会に所属している、ある国の大学ではクリスマス前のこのような光景は当たり前である(なぜ、日本の大学では問題になるのか分からない)、日本人は宗教活動に寛容なはずだ、なぜプロフェッサーがこんなことに口を挟むのか、ということだった。一方、団体の末端(?)の若者は、布教など行っていない、大学を見学に来ただけだ、一橋の友だちと約束がある(「では、一緒に友だちに会おう」と言っても、その場を動かない)、などとあまり信用のできないことを言い張るばかりであった。
どうも、こうした団体においては、年長者は自信を持って目的を率直に話すのに対して、若者は明らかな出鱈目を言う/言わされている傾向があるようだ。ただ、「北新宿」の東京教会というのが、日本福音ルーテル東京教会を指すのか、純福音東京教会を指すのか、あるいは、ネットの世界ではお馴染みのヨハン早稲田キリスト教会/淀橋教会を指すのか、判然としない。



学生のみなさん、教団のイベントに興味本位のつもりで参加すると、その場で既に弟子とみなされることもあるようです。十分に気をつけて下さい。